INTERVIEW

先輩大工の声

“親が大工じゃないと、
なかなか大工になれない”とされる
建築業界。

そんな常識を打ち破り、
木の花ホームは「大工になりたい人」を
育てています。

大工養成課で学び、
家づくりの技術を身につけた
先輩大工のリアルな声を
お聞きください。

MEMBER INTRODUCTIONメンバー紹介

K.T.
2019年入社 / 栃木県小山市出身
盛岡大学付属高等学校卒業

大工養成課を卒業後、独立。現在は一人親方として活躍している。

R.T.
2022年入社 / 茨城県筑西市出身
ものつくり大学建設学科卒業

大工養成課2年目のとき、技能士二級を取得。冬はスノーボードを楽しんでいる。

A.A.
2023年入社 / 栃木県宇都宮市出身
宇都宮文星女子高等学校普通科卒業

高校卒業後はアパレルに就職。大工への夢を持ち続け、木の花ホームと出あう。

Q
なぜ大工を目指したんですか?
中学生時代、校庭に小屋を建てる大工さんの仕事を見たんです。全く何もない所に建物を立ち上げ、あっという間にカタチにして。「大工さんってスゴイな」と思いました。あのときの小さな感動がずっと心に残っていて、大工を目指すきっかけになりました。
幼いころ、実家を新築したんです。大工さんの手で材料が組み立てられ、家のカタチになっていく様子が面白くて親と一緒によく見に行ったのを覚えています。家族みんなが嬉しかったし、ワクワクしながら完成を待った経験が大工志望につながりました。
祖父と父が電気工事の職人で、専門技術を持つ職人さんに憧れがありました。父によく連れて行ってもらった建築現場で見た大工さんの姿もカッコよくて。じっと座っていることが苦手だったし、女性がやらないような仕事に就きたかったので大工を目指しました。
Q
木の花ホームを選んだ理由を教えてください。
中学野球のスポンサーに木の花ホームの名前があり、大工を考えたとき最初に思い浮かんだのが当社でした。学校で建築のことは何も学んでこなかったので「できないのは当たり前」「やるしかない」と思っていましたが、大工養成課があることを知り、安心して入社を決めました。
大工になりたかった僕にとって、大工の育成に力を入れていることが魅力でした。他の建設会社のように設計や現場管理じゃなく、大工を募集していたのも木の花ホームだけ。大工という職種を大事に考えていることが伝わり、ここでなら成長できると思いました。
「大工さんになりたい」というワードでネット検索したら、木の花ホームだけがホームページに女性の大工さんが載っていたんです。大工を目指したものの、女子高の普通科出身で不安しかなかった私に先輩大工の女性の存在は大きかったですね。力強く感じました。
Q
現在はどんな業務を担当していますか?
土台敷きから木工事完了まで、家づくりで大工が担当する全てを手がけています。大工養成課を卒業後、一棟を任せてもらえるようになりました。大工養成課でイチから知識と技術を学び、一人前に育ててもらったおかげです。
壁の下地や断熱材の施工が中心です。簡単な業務からちょっとずつ手がけ始め、大工養成課3年目ぐらいで担当できる仕事は全工程の5割ほど。まだまだ学ぶことが多い毎日ですが、新しいことができるようになるのは嬉しいものです。
Q
仕事をしていて、
どんなときに「楽しい」と感じますか?
目に見えて建物ができ上がっていくのは楽しいです。家づくりに携わる職人さんたちと協力し、自分たちの腕でカタチにしていく面白さがあります。完成させた後もそこに建物が残っていくことが仕事のやりがいにつながっています。
きれいに納まった瞬間、気持ちがすかっとします。頭では分かっていても思い通りにいかないことが多いし、実際に現場に行くと図面と様子が違ったりするんです。それだけに設計通りのカタチに仕上がったときは、達成感がわきます。
Q
逆に「大変だな」と感じるのはどんなとき?
そんなときはどうやって乗り越えますか?
初めてのことには戸惑います。作業の流れや完成のイメージが思い描けないときもあります。分からないことはそのままにせず、すぐに先輩や親方に確認して教えてもらいます。一度分かったふりをしたら二度と聞けないので、分かったふりはしません。
現場でやってみないと分からないことがあるのが難しいところ。大工養成課の親方に「失敗して覚えろ」と習ったので試行錯誤して納まる方法を見つけます。親方に電話で相談することもよくあります。一人で現場を持つようになった今も親方は頼れる存在なんです。
Q
仕事をするうえで大切にしていることは?
現場に入る他の職人さんとのコミュニケーションです。休憩中に雑談するだけでも互いの距離が縮まり、現場の雰囲気が良くなります。気持ちがつながれば意思の疎通が図りやすく、さまざまな作業が円滑に進みます。仕上がり品質にもかかわる大事なポイントです。
お客様第一の仕事をすることです。お客様にとって家は一生の買い物。家づくりを手がける私たちは、生涯で最も高い商品を扱っている自覚を持たなければなりません。お客様の期待に応えられるよう力を尽くし、最高品質を届けたいと思っています。
Q
入社前と今を比べて、
自分が成長したと感じるところを教えてください。
知識・技術を習得し、成長した実感がありますが、正直、一番の変化は筋力・体力がついたことです。入社前は持てなかった重い荷物が持てるようになりました。ただ持てない場合でも先輩や親方が助けてくれるので、力が弱いことで困ることはありません。
大工の技術です。ゼロからスタートして一棟を任されるようになったのは、成長のあかしだと思うんです。さらに大工としてのふるまいを会長から教えられ、「人からどう見られているか」も意識するようになりました。一生懸命、誠意が伝わるように仕事をしています。
Q
教えてくれる親方や先輩、チームの雰囲気はどうですか?
親方も先輩もとても明るくて接しやすいです。入社前は職人さんというと無口で怖いイメージを持っていたんですが、みんなオープンな性格で楽しく働けています。現場ではずいぶん年上の職人さんとも一緒になりますが、冗談も言い合える関係です。
大工の仕事は現場から学ぶことが多いので、分からないこと、不安なことをその場で聞きやすい雰囲気があるのはすごくありがたいです。忙しくても親方や先輩が作業の手を止めてきちんと教えてくれます。若手大工を育てる風土が根づいているんです。
Q
この仕事の「ここを知ってほしい!」というポイントを教えてください。
ずっとカタチとして残る仕事です。その家で新しい暮らしが生まれ、子どもが成長し、家族の歴史が刻まれていくんです。だからこそ住み始めてからの家族の暮らしを想像し、責任を持って丁寧に建てていかなければなりません。
新築で完成した家はどれも輝いて見えます。でも壁の中に入ってしまう構造体など、仕上がってからでは目に見えなくなってしまうところこそ、家づくりでは重要なんです。見えない部分も手を抜かず、きちんとやるかどうかで家の品質は決まります。
周囲とコミュニケーションが取りやすいし、見守られている雰囲気もあって、皆さんがイメージするより働きやすいと思います。ときに厳しい指導もありますが、ケガにつながるような行動や危険な作業など、事故を防ぎ身の安全を保つためなので当然と思っています。
Q
最後に、大工を目指す学生にメッセージをお願いします!
同級生で職人になったのは自分だけで本当にゼロからのスタートでしたが、「めげずにやればなんとかなる」という実感があります。失敗していいし、新しいことに挑戦することを楽しみながら成長していってほしいと思います。
大工志望で入社する人は、みんな何も分からないところからのスタートです。やることは全部初めてのことですが、一人前の大工になるまでちゃんと教えてくれる制度があるから大丈夫。技術だけでなく、人間としても成長できる環境です。
学びの場は現場だけではありません。職業訓練校にも通わせてもらい、講義の中でゆっくりと理解を深めることができます。技術者として、人としてカッコいい女性大工の先輩もいて、目標になります。女性の挑戦、大歓迎です。一緒に頑張りましょう!

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